コンサルティング業で採用が増えているのは、まず企業の事業形態に関する戦略分野です。世界的な経済不安が進行する中で、日本企業の海外戦略が問われているのが背景となっています。そしてもうひとつ大きな傾向として見られるのが財務に関するコンサルタントです。大手の電機メーカーの破綻に例を見るように、財務状況の正確な把握と健全化が求められています。この2つを軸として、他にも人事に関するものやIT技術の導入に関する案件が増えています。そのような分野に強いコンサルタントは人気がありますし、報酬額もそれに伴って高めに推移しています。もちろん業務遂行のためには豊富な経験と高いスキルが必要になります。加えてそれぞれの分野における深い専門知識を持っていることを求められます。

戦略に関するコンサルタントに必要なこと

コンサルティング業でも特に人気が高いのは、海外戦略に強い人材です。高い報酬で採用されていますが、アメリカの政権交替による影響にどのように対処すべきかを問われる中で、力量を試される分野となります。もちろんどのような環境においても適切なアドバイスができるのが優秀なコンサルタントですが、刻々と変わる世界情勢の中では情報収集も大きな役割と言えます。それをどの段階でいかに分析するかによって、取りうる戦略も変わってきます。そのような柔軟な対応ができる高いスキルを持ったコンサルタントが必要とされる傾向は、今後も続くと見られています。また国内企業が規模の縮小する業界内でいかに生き残るのかを問われるケースも多く、豊富な経験を持つ人材が採用される傾向はしばらく続くと見られます。

財務に関するコンサルタントの特徴

財務におけるコンサルティング業も注目されています。不正会計や虚偽の報告などが相次ぐ中で、大手企業では正確な財務状況の把握が急がれています。ここで必要とされるコンサルタントは会計士や銀行業務の経験者などが多いのが特徴です。さらに財務体質の改善をアドバイスするための提案力も必要とされます。財務に関する業務は非常に大量の書類を精査することが求められるので、地道な作業を正確に続けることができる粘り強さも必要とされます。またM&Aの経験を持つ人材も重宝される傾向があります。財務の健全化のために今後さらに増えると想定されるM&Aに備えて、事前調査を行うことが必要となることも理由です。このような大型案件に必要とされる人材の確保が急がれるのが特徴と言えます。